ボランティアが被災者の自立を阻害する?!このままでは東北は復興しても、人は復興できないかもしれない

投稿日: 2011年8月28日 | 投稿者: ★ちょろQコレクション★

ボランティアが被災者の自立を阻害する?!~震災5ヵ月後のボランティアのあり方を問う

無償の善意(ボランティア)に支配されて、私たち(被災者)の出る幕がありません。
復興作業ならボランティアではなく、時給600円でもいいから地元の失業者を使ってほしい。
今、望んでいること。それは、仕事がほしい。ただそれだけです。
自分で稼ぐことは、社会参加と自立への第一歩なんです。
このままでは東北は復興しても、人は復興できないかもしれない・・・・・・。
震災で津波被害はまぬがれたが、
震災のせいで仕事を失った仙台市在住の50歳過ぎの女性からのメールで。

そこにはボランティアに感謝しつつも、でも結果としてそれが被災者の自立支援を奪っているのではないかという
自身の困窮した立場からくる強烈なメッセージだった。

・・・以下メール引用・・・

私は3.11の震災で津波被害はまぬがれましたが、収入を失いました。
当時はただただ呆然と過ごしており、これからの身の振り方など考える余裕もありませんでした。
津波で悲惨な目にあった沿岸部の人たちを思うと、いてもたってもいられなくなり自腹をきっても物資や労力を提供していました。

しかしそれも限界がありました。収入がないまま5か月が過ぎてしまいましたから。そのうち被災者にもなにかしら「仕事」としての復興支援がまわってくるだろうと期待していました。
でも、相変わらず、無償ボランティアの募集しかありません
被災者を積極的に雇用する企業が出始めましたが、男性限定のがれき撤去や仮設建設要員です。
おばさんと年寄りは必要とされていません。

復興に一番参加したいのは地元の人間です
せめてガソリン代と昼食代くらい確保できないものかと企業の助成金申請を試みましたが、すべて却下されました。
助成金対象となるのは、実績のある有名な団体のようで、個人レベルは対象外なのでしょう。

5か月もたつのに、いまだに他県から「ボランティアツアー」なるもので無償奉仕の若者がなだれこんできます。
ツアー参加費は旅行会社に入り、善意の若者は自腹で何かを学んで帰り、地元の失業者には仕事がまわらない。

うまく言えないのですが、「なにかがおかしい」という思いが日に日に増してくるのです。
これは、少なくとも私のまわりでは4月頃からささやかれていました。「おれたちを使ってくれたらいちばんいいのに!」と。
でも、善意のかたまりのような人たちが無償で汗を流して助けてくれるのを目の前になにも言えません。
この人たちの、心底純粋な人助けには感謝しています。しかし有名なボラ組織の上層部に私たちの本音は見えていないでしょう。「東北人の底力」「着実に復興に向かって」「ひとつになろう」などと美しい言葉に私たちは酔えないのです
仕事がほしい、それだけです。

田畑のゴミ拾いならおばさんや年寄りにもできます。自給600円でもやるでしょう。その日の食費だけでもいいのです。
自分で稼ぐことは、社会参加と自立への第一歩なんです。そんなことをずっと思いながら自宅にこもってネットサーフィンすることしかできない毎日。

マンパワーが足りない、もっとボランティアを!とまだ騒いでるんですが、人手が足りないわけがありません。
こっちは失業者だらけなんですから。ただ、無償の善意に支配されて、私たちの出る幕がないだけなんです。
それをなぜだれも気が付かないのでしょうか。物質的なものと労力支援の次は、被災者の自立への援助なのではないでしょうか。行政はあてになりません。マスコミでは報道規制がかけられているようですが、震災後生き延びた人が行方不明になっていたり自死した方もたくさんいるようです。希望の光が見えず絶望したからです。

5か月過ぎて、なんとか持ちこたえた人たちも、これから先の見通しがたたないままどうなっていくんでしょう。
私もそのひとりではありますが。住むとこは無事だったけど、収入が途絶えた、義捐金対象外、性別年齢制限で仕事が見つからない、という中途半端な立ち位置にいる人たちはものすごく多いはずです。

このままでは東北は復興しても、人は復興できないかもしれない。
・・・・・・・・・・・・・・・
被災地、被災者の心の闇の深さはあまりにも深刻だ。津波被害にあったわけではないという“負い目”と、ボランティアという圧倒的“正義”=善意の前に、震災後、誰にも言えないモヤモヤした気持ちを抱えたまま、

 

震災から5ヵ月が過ぎ、仕事と収入は失ったままの心の叫び。「作業があるなら被災者自身にやらせてほしい」という思いも、
無償ボランティアの善意の前に消え失せる。

 

しかしわざわざ被災地のために、時間とお金と労力をかけて来てくれる、ボランティアの人たちを批判なんてできないという葛藤。でも結果として一部のボランティアの存在が、被災者の自立支援の“障害”になっているという現実。「同情するなら仕事をくれ」

今、被災地・被災者に最も必要なのは、金と仕事。きれいごとで現実は乗り越えられない。
金さえあれば、仕事さえあれば、絶望的な被害状況でも少しは未来に希望が持てる。

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