原始人食

投稿日: 2014年1月5日 | 投稿者: ★ちょろQコレクション★

パレオインストラクターの丸本さまからの貴重なご投稿をシェアいたします。素晴らしい名文です。私のパレオ食事法(原始人食)の意図するところが網羅されています。 … なお本文中にでてくるヒポクラテスの流れを「Vitalist」といい、現代医療が流れを汲んでいる「Atomisim」とは対立する概念です・ (「丸本さまのメディカルパレオフォーラムの文章」転載開始) チューブをひっくり返してください。 外と中の概念を逆さまにした方が解り安いはずです。

今日は、迷った時や不安になった時に読んで頂くと少しはマシになる話をします。 西洋医学の父と言われている人がいます。 その人は多くの名言を残し、後の医学に大きな影響を与えたといわれています。 例えば・・・ 「食べ物で治せない病気は、医者でも治せない」 紀元前460年ごろ – 紀元前370年ごろの人です。 名前をヒポクラテスといいます。

この言葉以外にも沢山の言葉があるのですが、実績としても実に多彩です。 ・ハーブティーを提唱したりとか ・タラソテラピーを提唱したりとか ・クレイセラピーを提唱したりとか この人の提唱した様々な実績が、現代にも沢山受け継がれています。 ゲルソン療法とかもそうですね。 まあ、ヒポクラテスが正しいとか間違いとかの議論は別として、 ここまで読んで何か違和感を感じませんか? 僕達が思い描く西洋医学ではなく、東洋的な感じに思えませんか? 僕が色々調べてみた限りでは、現代医療の凄い所は “救命救急”と“検査技術”くらいですね。

それ以外はヒポクラテスの時代からあまり進化していない感じがします。 さて、前置きはともかくとして。 僕達の命は何で作られているのでしょうか? 間違いなく他の生命を奪い、自分の体に取り込む事ですね。 歴史を振り返ってみましょう。 生命の誕生は太古の海と言われていますね。 アメーバーのような単細胞生物からスタートです。 当初は消化器官を持たない単細胞生物からと言うことですね。 やがて多細胞で腸管を持つ生物が生まれます。 >>>>>> 腸管を持つ この事に着目してください。

この頃から、他の生物の命を己の命に吸収する仕組みになったのです。 今の我々と原理的には変わらない仕組みが生まれたのです。 さて、ここで考えて欲しい事があります。 頭を柔らかくして考えてください。 腸管で起こることです。 一般的なの常識では腸管は体の内部ですね。 僕の考えでは腸管は最前線の外部です。 人間の体の器官の中で、最も過酷に外部と接点を持つのが 口から肛門までの消化器系です。

良いものも悪いものも、外界から入ってきて、 体内に取り込むかどうかを判断して吸収している器官だと思います。 消化器は全て外界との接点の最前線です。 消化器というチューブ状につながっている器官の内側は 外部に接する最前線と考える方が理に叶います。 人間は食べ物を口に入れた際に、未知なる味や臭いを排除しようとします。 あるいは経験的に口にしてはならないものを排除します。 かみ砕けないものは胃腸に負担がかかるので排除します。

しっかりと唾液と混ぜて細かくかみ砕いて飲み込みます。 胃は入ってきた食べ物を吸収しやすいように塩酸で変成させます。 小腸は胃から送られてきたものを選別して吸収します。 エネルギーとして体液に送り込んで良いものと 体に送り込むとダメなものを選別して吸収します。 吸収されなかったものは体外に糞として排出されるわけですね。 外界からの異物に最も晒されているのが消化器です。

しかも、栄養素として体内に取り込むかどうかのゲートウェイは 小腸がその役割を担っていると言っても過言ではありません。 現代食は、近年の100年間で大きく変わりました。 まず、味覚を騙す化学的な精製物質が多数作られ、 我々が食べるものに混入しています。 味覚嗅覚は騙されています。 普通に美味しいと思うものを疑ってかかる必要がありますね。 そして、近年100年で爆発的に変わったのは糖類です。

100年前は糖はとても高価なものです。 糖類の普及と病気のグラフはほぼ相関します。 近代に普及した食品類は、未知なる慢性病を引き起こします。 これらに対して、口も胃も小腸も、全て対応できていません。 巧妙に偽装した似非食品は、 僕達が持っている本来の排除機能そのものを騙します。 食べる前からコマーシャルによって脳を騙してしまうのが 食品業界の巧妙な手口です(笑) 何を食べたら良いかを迷うときがあるかと思います。

単体で見た場合に迷いますよね? 例えば、 果物の多くや野菜の多くは良い点と悪い点を合わせて持っています。 種子は食べられても消化しないように消化阻害物を持っています。 ナス科の野菜はアルカロイド系の毒を持っています。 しかしですね、それらはバランスによって排除できる仕組みがあります。 間違って体内に吸収されても、肝臓と言う毒素分解プラントで無害化します。 大事なのはバランスです。

青いトマトなどを大量に毎日食べるのはよくありませんが サラダの中の一品に真っ赤に熟れたトマトを入れるのは大丈夫ですよ。 何か、単一のものに特化した偏った食事を続けると、 単一的な毒素の蓄積を起こして、やがて限界点を超えてしまいます。 いいでしょうか? 食品を選ぶ際に、 できるだけ化学物質の混入が少ないと思うものを選びます。 加工度の低い、新鮮なものを選ぶということですね。 外食などをする際は、 出てきたものが、自宅で再現できるかどうかを考えます。

崎谷式パレオでは、排除すべきものは明確ですね。 問題は、少量なら良いとされるものをどう捉えるか? 「●●は食べて良いか」という質問を沢山目にしましたが、 そこにはまると迷宮入りですよ(笑) いいでしょうか? 皆さんが求める良い食品(特に野菜)は 原種に近ければ近いほど毒素も持ってます。 現代種だって、何らかの毒素を持ってます。

全てを満たす食品はないと考えてください。 野菜や果物は、自らの遺伝子を残す為に、巧妙な手口を持って他の生物に食べられるわけです。 そこには毒素や消化阻害をする物質が入っていて当たり前ですし、それが自然なんです。 それらの多くは取り過ぎさえしなければ、僕達の体は上手く排出します。

問題は、人間が勝手に作った化学的合成毒素やその類いです。

迷った時はこう考えてください。   

古代人が食べたものに近いか?   

単品に偏っていないか?   

その食べ物は命あるものか?   

誰でも再現できる簡単な調理法になっているか?   

調味料に化学的合成物を使ってないか?

因みに、 絶対排除しないといけない農作物は、先物取引に上場されているものが殆どです。 (麦、コーン、大豆、粗糖・・・) 先物上場銘柄以外にはジャガイモなどがそうですね。 元来の人間は賢いもので、大豆を生で食べたりはしませんでした。 しっかりと発酵させたものを少量食べていますね。

ジャガイモの原産地のアンデスでは、ジャガイモを発酵させて食べます。 知恵とバランスが大事なんですよ。 僕達は食べる事で命をつなぎます。 つまり、他の生命を奪って自分の体に取り込んで生きているのです。

命を考えて食べ物選びをすれば、そんなにハズレはないですよ。 大事なのはバランスです。 僕と妻が病気に対峙した時に考えた事です。 医学的に正しいかどうかは解りませんが、一つの考え方として参考にしてください。 長文申し訳ありません。 最後まで読んで頂きましてありがとうございます。

作成: 崎谷博征

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