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安倍首相「笑っていいとも!」出演詳報

投稿日: 2014年3月22日 | 投稿者: ★ちょろQコレクション★

2014.3.21 19:42 http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/140321/ent14032119430008-n1.htm

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フジテレビの「笑っていいとも」に出演した安倍晋三首相とタレントのタモリ=3月21日(フジテレビ提供)

 21日、フジテレビ系のバラエティー番組「笑っていいとも!」に現役首相として初めてスタジオで生出演した安倍晋三首相。司会のタモリさんに「長続きの秘訣(ひけつ)」を尋ねたり、ストレス解消法について答えたりした。タモリさんから、首相動静に「『笑っていいとも、タモリと会食』と載りたい」とおねだりされると…(敬称略)

 司会のタモリ「さあ、まいりましょう。今日のゲストは何と首相ですよ。安倍晋三首相です。どうぞ」

 「お忙しいところようこそ。どうぞお掛けください。いっぱい花束来ていますけど、EXILEは関係ないですよね」

 安倍「私、食事もしたことあるんですよ」

 タモリ「えっ?」

 安倍「昨年ですね、ASEAN(東南アジア諸国連合)の10カ国の首脳が日本に集まりまして、その晩餐(ばんさん)会で歌を歌っていただいたり。特別にいろいろと協力してもらいましたね」

 タモリ「自由民主党青年局(からの花束)。初めて見ましたね、私も。ようこそおいでくださいました。現役の総理がバラエティーに出るのは初めてじゃないかと思います。ありがとうございます」

 安倍「何といっても32年間ですからね。32年間続いた番組はこれ、国民的番組ですから。ですからそれだったらぜひ、出していただきたいと。(番組の)5000回のときに、当時の小泉純一郎総理が電話出演した。私、官房副長官をやっていまして。5000日というのはすごいな、とそういう話をされたのかな。あの時小泉総理が、『官邸来ませんか』って言ったんですよね」

 タモリ「そうそう。そうですね。「いいとも!」って言って、行ってないですね」

 安倍「そういう記録が全部官邸には残っているんですね」

 タモリ「ありがたいんですが、こうやって現役の総理が出てくれることはバラエティーを認めていただいたということになるんで。ずっと前からですけど与党野党かかわらず、バラエティーをバカにしているという…」

 安倍「それはないとおもいますけどね。ただまあ、批判されるんではないかという危険性が伴うもんですからね。ただですね、タモリさんのこの『笑っていいとも!』、まさに国民的番組ですしね、いろいろな方々が見ていますし。われわれもいろんなことを例えばそこで、いつも政治番組だけで話すこと以外にも話ができる機会はあんまりないです」

 タモリ「よろしくお願いします」

 安倍「昔、結婚式の仲人をやったとき、この番組のディレクターをやっていた人が私の地元の人だったもんですから。そのとき(タモリさんも)出席されたんですよ。忘れているかもしれないですけど。私、衆院議員になったばかりのころですけど」

 タモリ「そうですね。この間、ちょっとすれ違ったのは出版記念のときなんですけど

 安倍「ああ、そうですか」

 タモリ「すごかったですね。私の前にSPがいたんですけど、私の前に立ってじーっと見るんです(笑)」

 安倍「あそこ(舞台袖)にもいますけど」(SPが画面に映る)

 タモリ「目を見ていると『本当にお前タモリか』って見ているようで(笑)。あれはちょっと。あっ、先ほどの話ですけど、お笑いとかバラエティーをやっているとなかなか国からほめてもらえないんです。俳優だとほめてもらえる。お笑いだとほめてもらえない。しかも落語とかある分野になりますとほめてもらえる。私みたいに何にも分野がない、何をやるかも分からないとなるとほめてもらえない。その辺は、政府としての見解をちょっとお伺いしたい」

 安倍「それは、無形文化財だと思いますね」(会場「おーっ!」と拍手」)

 タモリ「ありがとうございます」

 安倍「あの『ボキャブラ天国』という番組ございましたよね。私、ファンでしてね。なかなか相当の技術というか、考えていかないとできませんから。で、私はよく見ていたんですが、特に一回持病が悪化して入院していたとき、十数年前、そのときはやっぱり『ボキャブラ天国』を見ると笑うじゃないですか。笑いっていうのは健康にはすごくいいんですよ。暗い気持ちで『ボキャブラ』を見るとですね…」

 タモリ「入院して『ボキャブラ』見て笑ってた?」

 安倍「笑ってたんです。“大玉”とか出るやつですよね」

 タモリ「バラエティー好きなんですか」

 安倍「私はたまに見ますよね」

 タモリ「資料とか見るとバラエティーとか一切出てこないですが」

 安倍「バラエティーのことはあんまり聞かれないですから。ですからまあ、こういう楽しい番組というのはですね、気持ちが朗らかになることが大切ですよ。人間こう、プラス志向でね。こういう(贈られた)花、いつから始まったのかは知りませんけれどね。こういう花というのは『この人贈ってくれてありがとう』という気持ちにもなるし、見方によっては『あいつの花がないじゃないか』と思う人もいるわけですね(笑)。これは物事の見方なんだろうと思いますね。やっぱり『贈ってくれてありがとう』というところで止めておくのが大切で(笑)」

 タモリ「(笑)きりないですからね。しかし、総理、首相動静という一日のスケジュールを見ていると面白くて。昨日だって、(参院)予算委員会の(予算が)成立するかの瀬戸際で午前中に十何人に会うんですよ。午後に国会もありながらも15件ぐらいをこなす。俺にはできないですよね」

 安倍「あれは実際にはですね、例えば役所の人たちもあれ(首相動静)に載るのは局長以上なんですね。それ以上若い人たちもいっぱい来ていますからね。それは名前出ないですから。秘書官とか官邸のスタッフもある程度の一定以上の人しか名前が出ないですから。実際はもっともっとたくさんの方に会っています」

 タモリ「昨日見ていると、麻生(太郎・副総理)さんが午前、午後1回きていますけど。午前中は2分、午後3分しか会っていないですけど。麻生さん嫌いなんですか(笑)」

 安倍「(笑)。いや麻生さんのお宅はですね、うちのすぐそばでね。うちにも来られたことがありますし、私も行ったことがあります。そうすると結構長い話をしていますよ。2分で『嫌いだからさようなら』ということではないですよ。それはお互い忙しいですから。そういう関係で。あれ(動静)は全部出るもんですからね。それはしようがないですね。まあ、タモリさんみたいに32年間(首相を)やるわけではありませんからね」

 タモリ「でも、あれ見るだけですごい。あれはできない」

 安倍「タモリさんも1回、一日の動静を出してみたらどうですか?」

 タモリ「たいしたことない。(番組終わって)後のほうはずっと、『酒』って出るだけ(笑)。だれだれと飲食、酒、って」

 安倍「でも体形は変わらないですね。なんか、特別な。なんか健康的なことをやっておられるという雰囲気はまったくないです」

 タモリ「ないです。ないです(笑)。でも一応こう見えて朝走っているんですよ。(首相は)ジムに?」

 安倍「ええ。私、たまに行っていますけどね」

 タモリ「(とんねるずの木梨)憲武と会うでしょ。ジムで」

 安倍「あっ、そうですね。サウナで。どっかで見た人だなと私も思って。まあ裸ですからね。裸だとあんまり分からないっていうのもあるじゃないですか。あんまりじろじろ見るのも失礼だから」

 タモリ「ジムでちゃんとやっていらっしゃる」

 安倍「そんなに長い時間ではないですけど、それなりに。やっぱり運動不足になるとですね、精神的にもよくないですから。運動して汗を流すとですね、ストレスをそれで流していくことになる。5000回のときでしたっけ? どっかのタイミングで『番組が長続きする秘訣は反省しないこと』とおっしゃっていましたね。私は反省しているんですよ(笑)。毎日ね」

 タモリ「職種が違うので一概に『反省しないで』とは言えないですから」

 安倍「反省しながらですね、ストレスはため込まない必要がありますね」

 タモリ「難しいですね」

 安倍「ストレスをため込むと、さっき言った発想になるんですよ。『あいつの花がないじゃないか』と(笑)。こうなるとマイナス志向がどんどんいきますから、そうなると国の政策を考えていく上においてですね、私がマイナス思考になると日本全体にも影響していく可能性がありますから、その意味においてもなるべくですね、気持ちを明るく、と」

 タモリ「前の首相のときとの心境の変化はそういうことですか」

 安倍「前のときにはですね、もっと若いですから肩に力が入るんですね。そうするとですね、うまく息抜きをしようということがなかなかできなかったですね。ええ。そういう意味では今回は息抜きできるときは息抜きをしようと」

 タモリ「徹底しようと」

 安倍「まあ、例えば、お叱りをいただくこともあるんですが、ゴルフもですね自然に触れようと。ゴルフをやることによって精神的にも常にリフレッシュできているなあという感じはありますね」

 タモリ「前のときはなかった」

 安倍「前のときはなかったですね」

 タモリ「大変ですねえ」

 安倍「あの、32年間、辞めようと思ったことはないんですか?」

 タモリ「それがないんです。よく聞かれるけど、思い当たるふしがない。それで私は、お酒は、お酒は飲まれますか?」

 安倍「最近は飲めるようになりました。前は全然飲めなかったんですけどね」

 タモリ「今度一緒に飲みましょうか?」

 安倍「ぜひ、ゆっくりですね、長続きの秘訣を聞きたいなあと思います(場内拍手)」

 タモリ「40代のときは二日酔いで来てた。朝から上機嫌なんです」

 安倍「じゃあ、番組にはプラスですね」

 タモリ「プラスなんです。酔い覚ましにはもってこいの番組なんです」

 タモリ「ちょっとお願いがあるんです。明日の新聞に『笑っていいとも、タモリと会食』と載りたいので、イチゴ持ってきますので…」

 (イチゴが運ばれる)

 安倍「イチゴ好きですしね。日本のイチゴは世界一ですから。海外に行く際にもですね、必ずイチゴを持って行く。私が食べるためではなくてですね、海外の人たちにイチゴを宣伝するために必ず出して、晩餐会をやるときにデザートに出してもらって皆さんに食べてもらう。みんなおいしい、おいしいと言いますね。で、これいただいて。会食、ですか」

(2人でイチゴをほうばる)

 タモリ「うん、うまい…。明日どう(新聞に)出るかが問題だ(笑)」

 安倍「食べ方も、ですね。やっぱり見る人を楽しませる食べ方ですね」

 タモリ「えっ、私が?」

 安倍「何となく。一口で行くかと思わせて、半分で。そこが芸なんですね。これちゃんと評価しないとダメですね」

 タモリ「いやいや一口でいこうと思ったですけど。イチゴがどうも、(首相に)ペースを合わせないといかんと思って、(イチゴを)割ったんですが、(首相が)もう食べているなと(笑)」

 (トークが終わり、「100人アンケート」に進む)

 タモリ「それじゃあ、100人アンケートを。女性100人がスイッチを持ってますんで、何でも結構です」

 安倍「それではですね、今日は若い人が多いんですが、例えば『政治家と握手した人』。政治家として握手して、あれなんですね、握手しに来なくてもこっちから行きますからね」

 タモリ「何人ぐらいいますかね、100人中」

 安倍「今日は割と若い人が多いからですね、100人中6人ぐらい」

(スイッチオン。100人中27人がスイッチを押す)

 タモリ「ええーーー! 多いですね」

 安倍「多いですね。最初私ね質問考えたときに30人ぐらいにしようかと思ったんですよ。でも今日若い人が多いからね少ないなと思いまして、訂正したんですが。変えない方がよかったですね」

 タモリ「これ変えない方が当たっているんです。大幅に残念でした」

 安倍「はっはっはっはー(笑)」

 タモリ「じゃあ、月曜日のゲストを(とモニターに木村拓哉さんが映しだされる)」

 タモリ「『スマスマ』に一度お出になられた」

 安倍「そうですね。(番組内の)『ビストロスマップ』に」

 タモリ「ちょっと代わります」

 安倍「もしもし、安倍晋三ですけどもー」

 木村「もしもし、木村拓哉です」

 安倍「あっ、お元気ですか。私一度、官房長官時代に『ビストロスマップ』に出て…」

 木村「あのときはありがとうございました。今度はぜひ、首相としても」

 安倍「あのですね、木村さんが作ったおそばを食べてですね、木村さんのチームに勝利を(笑)与えたんですけどね。覚えていますか。あれ本当においしかったです」

 木村「ありがとうございます。またぜひ来店してください」

 安倍「私の妻が木村さんの大ファンで。あんまり関係ありませんですけど(笑)。それではまた活躍してください」

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